12の春Vol.4

まだまだ解かねばならない問題は山のようにあって、
僅か1〜2行の小問ごときに時間を費やすわけには、いきません。


「パス!パス!」




今にして思うと非常にメリハリがあって決断力がありました。
我ながら状況に応じて、的確に現実解を求めた瞬間だったと思います。
(で、それから24年後の私は、どうかと云うと………ノーコメント)


自分の読解力のなさを引き摺りながらも
徐々に問題を解くことに集中し調子を取り戻して行きました。


当初設定していた検算時間より
「数分でも多く割けるように解いていこう」
そんな意気込みで他の問題に取り組みました。




大きな問いを解き終わる毎に時計をじろりと睨み、
自分の設定した時間と比較してペースを調整しました。


全問を解き終え、解答できなかったのはパスした一問のみ。
検算用の残り時間も多めに確保できたと記憶してます。


ここで検算を先にやったか、分からない問いに着手したか手順は忘れましたが、
兎に角、解き終えた答えに対して検算で間違いがないことを再確認し、
なおかつ、分からない問いにも喰らい付きました。


しかし、一問解答できずタイムアップの時を迎えました。






算数の手応えとして、
解答できなかった一問を除いては、パーフェクトの感触を掴んでました。


「やるだけは、やった。。。」






その学校の合格発表は2日後の2月3日。。。
結果については1982-02-03で書こうと思います。