東証取引停止問題………ない袖は振れぬVol.1

昨日の東証は約定件数がシステムの限界に近づいたため、
1部・2部・マザーズ市場の全銘柄の取引を30分切り上げて停止しました。
前代未聞の出来事だそうです。


東証のシステムが対応可能な約定件数は1日あたり450万件。
私は東証システムのことを全く知りませんが、仮に

この件数を市場が開いている9時から15時のあいだに処理する

と仮定すると、

1秒あたり208.33…件

の処理を市場が開いている間、ひっきりなしに行わなければなりません。
私の直感ですが、恥ずかしいほど処理能力が低いとは思えない数値なんですが、
実際のところはどうなんでしょうか???




個人的には今回の一件は、

東証の危機管理が極めて健全に働いた

と受け止めているんですが、これって東証の肩を持ちすぎてますでしょうか???
もちろん、東証の責任はゼロではありませんが、
それにしても

証券市場全体で解決に取り組まなければならない問題を
東証ひとりに押しつけてる

構図に思えてなりません。






コンピュータは万能ではないし、システム資源は有限です。


システムを増強するだけでは本質的な解決には繋がらず
いたちごっこを永遠に繰り返すだけのように思えるのですが。。。