耐震強度偽造:ヒューザーの醜い云い逃れ

姉歯氏の聴聞について書くつもりでおりましたが、
ヒューザーから、、、というよりのヒューザー社長小嶋氏から

というコメントが発表されました。
その内容があまりにも酷いので、そのことについてコメントしようと思います。


一部引用すると

 ちなみに社長である私個人にとっては構造計算をどこが担当しているかは殆ど意識しておらず、姉歯設計士とはこの事件が発覚する先月10月下旬迄名刺交換すらした事もなく、ただの一度も面識がありませんでした。
 私にとりましては、そんな一度も面識の無い者を使えと指示する事などあり得る筈もなく、まったく心外という他ありません。百歩譲って当社が姉歯設計を指示したとしても、確認検査機関が法の番人として機能していれば確認は下りず、着工もできないため何の実害もないわけであり、あたかも当社が悪いような報道は不当であり、謹んで頂きたいと抗議致しました。

会社の公式文書に社長個人と姉歯氏の経緯を云々されても。。。
社長個人が姉歯氏と名刺交換していようがいまいが、それはどうでも良い話であって、知りたいのは会社として、組織として、姉歯氏とどのように関わっていたのかです。


健全な企業なら内部調査をして姉歯氏との関係に問題がなかったか精査すると思うのですが、責任逃れに終始して、醜い様をいつまで見せつけられるのでしょう???
もはやヒューザーの常套句となった
「検査機関のイーホームズが悪い。うちは被害者だ。」
内輪でイーホームズ向けに云うのなら理解できますが、大々的に公式コメントとして発表する内容じゃないですよ。


最近小嶋氏はTVで弁明されてますが、
姉歯物件の方が他の健全な建物よりコストが掛かっている」
などと、訳の分からない数字を示して説明されてます。


イーホームズが云い訳がましく説明してますが、
姉歯氏が下請けだった場合にそれを突き止めるのは大変なようです。
したがって、姉歯物件か、そうでないかの線引きが困難な以上
なんの根拠にもならない数字を拠り所に、
懸命に云い訳に終始してる姿を見ると呆れてしまうと同時に、
「他の物件は本当に大丈夫なの???」と心配になります。


ヒューザーが本当にやらなきゃいけないことは、
社長がTVに出て弁明することでもないし、
その弁明資料の辻褄を合わせることでもありません。


まずは住民に対する安全確保と経済的な保障をどうするか。
次にマンション企画販売会社として、
今回のようなことを繰り返さないための再発防止策を打ち立てること。
(己の立場で出来る防衛策があるはずです。)


だと思うのですが。。。