オンライン:仮に今宵大盛況になったとしても…

みんなGOLオンラインのリアル大会は秀逸なアイデアだったと思います。同時に最大100人のみんゴルファーとオンラインでスコアを競うという画期的なものです。リアル大会はみんなGOLオンラインの軸といって異論はないでしょう。
ただ、それだけに全てのプレイヤーがリアル大会で良い成績を残したいという思いが渦巻きます。さらに、リアル大会のカテゴリー分けが3つしかないので、プレイヤーが増えればそれだけ不満が渦巻く構図となっています。しかしながら、カテゴリー分けを増やしたくても、昇段システムやらプロパティやらステータス表やら広範囲に渡って手を加える必要があり、極めて困難な状況です。




こうして考えると、みんなGOLオンラインは、プレイヤーが一番楽しみたいと思っているリアル大会に対して、プレイヤーが増えると不平不満が渦巻く構図を抱えています。この不平不満について、開催する大会内容のバランスを見直すことで多少の改善は出来ると思いますが、抜本的となると困難極まりないでしょう。
不平不満を解消できなければ、大部分のプレイヤーは離れていくことでしょう。


以上を踏まえると、現状のみんなGOLオンラインは大勢の方を長期間楽しませる質はないと思ってます。(残念ながら…)
ここでいう大勢の方というのは、SCEサイドで収支ラインとしていた5万人程度、長期間というのは1年間程度を想定しています。
(5万人を1万人と読み替えてもOKです。)


こうした根本的な問題の他に、過疎化を食い止められなかったことも併せて考えると、オンラインゲームの取組について当初の戦略を見直す「仕切り直し」が必要なのは明らかでしょう。